吉田様

 先にも述べたように、アクティブリッジの最大の特徴は、ベトナム人によって日本で起業されているということと、事業を支えるスタッフの優秀さ、ベトナムで長年の学校経営、企業経営の経験があることです。このようなベトナム人が日本で経営をし、人材交流に貢献している会社は非常に稀有であり、また非常に力強いと確信しています。アクティブリッジがどんどん活躍していくことが、日越がベストフレンドとなる道をよりいっそう短くしていってくれるでしょう。

 

レロンソン

 ありがとうございます。大変身が引き締まります。
 最後に、ベトナム、またベトナムの若者へのメッセージをお願いいたします。

 

吉田様

 これまで、ベトナムのことを話して「ノー」と言った日本の経済人、官僚、政治家は一人もいません。ベトナムに、無限の可能性を感じ、明日の日本のために、ベトナムに思いはせている人々がいかに多いか。
 私も、ベトナムに無限の可能性を感じます。ベトナムは10年後には1億人を突破すると言われています。そうなると、先ほどもロンソンさんが言ったように、雇用の問題がでてきます。
 
ベトナムにおける雇用対策には2つ考えられます。1つは工業を移管して国内で雇用すること。もう1つは日本に学びにくる人がお金を蓄えて、ベトナムで事業を立ち上げること。そのためには、ベトナムは、日本が戦後歩いた道を時間をかけてゆっくり学べばいいと思います。
 もちろん、日本に学ぶといっても、悪いところは学ばなくていい。日本が戦後成長してきて一番失ったものは、文化と人の気持ちです。これは今から取り返していかなければいけません。ベトナムにはそうなってもらいたくありません。昔ながらの家を壊して近代的なビルを建てる、それをしなければベトナムの発展はありません。しかしながらそれを惜しむ人もいる。それは日本を見てきたからです。日本が現在に至るまで、どれだけの文化、精神を潰してきたか。現在の日本は、治安が乱れてきましたし、もっと酷いことには、親が子を、子が親を殺す事件が日常化しています。こういったことはベトナムは見習ってはならない。経済発展の負の部分は反面教師としなければいけません。

 

レロンソン

 日本とベトナムが真のベストフレンドになれるよう、弊社も日々精進いたします。
 今後ともご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
 本日は誠にありがとうございました。

 

 


   ‣ 第2回 平澤貞昭様(株式会社横浜銀行 特別顧問)